XM177E2

マルシン工業の金属製組み立てモデルガン「Colt XM177E2 Commando」を手に入れた。

この銃は、1960年代、ベトナム戦争中に試験運用され、現代のM4カービンの原型となった
モデル、らしい。 「らしい」というのは、自身が銃器の歴史というものに詳しくなく、
適当に拾ってきた情報だからである。

購入にいたった理由も単純で、形がいいのと、映画にこれと似た銃が登場したから、である。
最近TVでみた「ターミネーター 2」で、主人公ジョン・コナーの母親である
サラ・コナーが、中盤あたりでこの銃に良く似た「M653 Commando」を使っていた。

はじめその銃がXM177E2だと思っていたのだが、映画などに登場する兵器の情報を
載せている「imfdb.org」というサイトで、「この銃はXM177E2であると言われるが、
偽のフラッシュハイダー(バレル先端に着く発射炎を隠す部品。消音機能はない)を装着した
M653の民間モデルである」 とあった。この「偽のフラッシュハイダー」というのが、
XM177E2のそれとほとんど同じものだったのである。

それでも大体の形は似ているので買うことにした。メーカー完成品もあったが、
自分で作ってみようと 思ったのと、値段が倍近くしたのでそっちはやめにした。

ではブツの写真。
箱の中は二段になっており、一枚目が上に、二枚目が下になっている。



銀色の部品はボルトキャリア。その下にあるのがフラッシュハイダー。



写真ではレシーバーやピストルグリップ、ストックなどが組まれているように見えるが、
実際はすべてバラバラである。作業がないのはマガジンくらいである。
※フラッシュハイダー、ハンドガード、ストック、ピストルグリップはプラ製。



説明書とカタログ。



金属だけあって、刻印はしっかりしている。ところどころ穴が開いているが、
すべて部品が組み付く。フラッシュを使ったので、実際の色よりかなり明るい。



セレクタまわり。

金属製ということで、ツルツルな表面を想像していたのだが、実際触ってみると
とてもざらついていた。説明書には、「塗装後の処理の際に砂を使用しているので
よく拭いてください」とあったので布でこすってみたところいくらかましになった。

質感としては、黒板の触感そのものだと思う。叩いてみると、陶器のような音がする。

すぐに組みたいところだが、説明書には工具とオイルが必要だとあるので、
100円ショップで買い揃えて、土曜日あたりからはじめようと思う。
それと、フラッシュハイダーだけプラスチックというのもかっこわるいので、
後々対応する金属製のものを買うつもりだ。