忍者ブログ
いつのまにか更新されているかもしれません。
[162] [161] [160] [159] [158] [157] [156] [155] [154] [153] [152]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

きのう(10日)の朝、奇妙な男に出会った。


出会ったのは、学校に行くために経由する新宿駅構内の、ホームから上がる階段であった。
俺は湘南新宿ライン車内で発生した腹部の緊急事態の影響で、いささか焦って歩いていた。

階段を上がっていると、右後ろから声をかけられた。
何か、と答えると、その男は、正確な文言は思い出せないが、こんなことを言った。

「母親が蒲田の病院に入院しているので行ってやりたいのだが、自分は目が不自由なので
山手線ホームまで案内してほしい」

このときは特に警戒せず、いいですよ、と言った。
すると、こんなことも言った。

「お金がないので交番に寄ったが、お金を渡すことはできないと断られた。
400円ほど助けてくれないか」

このとき、彼は160円の切符と、100円にも満たない小銭を右手に乗せて俺に見せた。
この台詞で、俺は勝手に、この男は詐欺師だと決め付けた。
適当にはぐらかすと、「もしかして怒ってますか?」と訊かれた。
俺は、「元から不機嫌な顔なんだよ、それでなくても今はやばいんだよ」
とは言わずに、いいえ、と答えた。

彼は「助けてくれ」を繰り返したが、まっとうな人間だったとしてもお金の面倒まで
見るつもりは毛頭なかったので、「お金に関することは何もしてやれない」と言った。

すると彼は、「じゃあもういいです」と言い残し、去っていった。
山手線ホームとは反対側へ。変だとは思ったが、ちょうど
中央線ホームへ降りるエスカレータ前まで来ており、
そのときは調子がいくぶんか良くなっていたので、急げば
学校まで耐えられると思って、ホームへ降りていった。


今になって考えてみると、お金がないならどうやってここまで来たのか、とか
目が不自由にしてはしっかり歩いてたじゃねえか、とか
信用して渡してやればよかったじゃねえか、とか
いろいろ考えることはあるが、俺の考えとしては、彼は詐欺師であったと思う。
とにかく、貴重な体験をした。

Googleで「新宿駅 寸借詐欺」で検索すると、同じような手口の体験をした、という記事が
出てくるので、見てみるといいかもしれない。



結局間に合いました。

PR

コメント
無題
弟も前に伊勢佐木町で・・・って君も知ってるか。
「じゃぁもういいです」って他人引き止めたんだから謝るなりしてから立ち去れよ。
詐欺師だね。

しかし、駅でテロ起こさずにすんでよかったねw
【2010/02/12 01:09】 NAME[D] WEBLINK[] EDIT[]
無題
いやあ、不思議とほかに気がそれると
その気が引いていくもんなのよね。

その意味では、彼は非常にいいことをしてくれた。
【2010/02/12 19:39】 NAME[Bb] WEBLINK[] EDIT[]


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
忍者アド
最新CM
[11/28 d]
[11/20 Bb]
[11/20 d]
[08/23 Bb]
[08/23 d]
最新記事
(11/27)
(11/20)
(09/06)
(08/16)
(04/23)
最新TB
プロフィール
HN:
Blackboard
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1990/03/11
職業:
学生
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(05/01)
(05/02)
(05/05)
(05/09)
(05/10)